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[MIS30-P14] 琵琶湖高島沖コアの新規年代モデル
キーワード:琵琶湖, 堆積物, 古環境変遷, 年代モデル
琵琶湖高島沖ボーリング試料については、これまで様々な研究が行われ、多くの成果が報告されている。現在、生物源シリカ濃度について高時間分解能の測定を行っているが、年代モデルについて、とくに表層部数万年間についてはやや不十分であることが明らかになってきた。そのため2012年に高島沖ボーリング地点近傍で新たにピストンコア試料を採取し、年代モデルの時間精度向上を目指した。新たに採取したピストンコア試料(BWK12-2;試料長16.33m)および他2試料について約30の放射性炭素年代を測定し、年代既知の広域テフラの年代も加えて新たな年代モデルを作成した。昨年の発表ではボーリング試料とピストンコア試料双方の含水率プロファイルをもとに対比を行い、年代モデルを暫定的に作成した。今回は新たに粒度分析、全炭素濃度・全窒素濃度(TOC・TN)測定を行い、それぞれのプロファイルについて対比を行った。その結果、TOCプロファイルを用いることによって年代モデルの精度はさらに向上した。