日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-TT 計測技術・研究手法

[M-TT44_2PM1] ソーシャルメディアと地球惑星科学

2014年5月2日(金) 14:15 〜 16:00 311 (3F)

コンビーナ:*天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、座長:小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)

15:45 〜 16:00

[MTT44-07] 『恋するフォーチュンクッキー 山陰海岸ジオパーク Ver.』を次につなげよう

小山 真琴1古川 智子1、*松原 典孝2 (1.山陰海岸ジオパーク推進協議会、2.兵庫県立大 自然・環境研 ジオ環境研究部門)

キーワード:sns, youtube, 恋するフォーチュンクッキー, 山陰海岸, ジオパーク

山陰海岸ジオパーク推進協議会では毎年、「山陰海岸ジオパーク認知度アンケート」を実施している。2013年京阪神PRキャンペーンアンケートでは、世代別の認知度で70代以上(68%)と比較して10代(27%)・20代(24%)の認知度が低かった。このことから、若者へのジオパーク活動の普及啓発が明日の課題だと言える。若者層で山陰海岸ジオパークの認知度が低い理由の一つに、インターネット上での広報活動の不十分さが挙げられる。協議会では、山陰海岸ジオパーク公式サイト、あるいはFacebook じおげんき上での情報配信を行なっているが、これには閲覧者がジオパーク関係者が多いという問題点がある。 このため今回山陰海岸ジオパークでは、若者への影響力があるアイドルグループAKB48の32ndシングル『恋するフォーチュンクッキー』にのせてジオサイトを背景に踊る、『恋するフォーチュンクッキー 山陰海岸ジオパーク Ver.』-みんなで踊ってつなごうプロジェクト-を実施した。完成したPR動画は2014年1月31日にYoutubeで配信し、山陰海岸ジオパークを不特定多数の人に向けてアピールを目指した。全43カット、ご当地キャラクター含め延べ265人の方々が明るい笑顔で出演してくれた。揃った踊りや、時折のアレンジした踊りは必見で、見る者を楽しませ、画面からは懸命で、他人のことを放っておけない真心あふれる人柄が伝わる。目標アクセス数10、000回を優に超え、メディアへの情報発信にも努めた。 今後はこの活動の普及の効果を、認知度アンケートや観光客数から検証していく。