日本地球惑星科学連合2014年大会

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ポスター発表

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[O-04_29PO1] 高校生によるポスター発表

2014年4月29日(火) 13:45 〜 15:15 3階ポスター会場 (3F)

高校生が気象、地震、地球環境、地質、太陽系などの地球惑星科学分野で行った学習・研究活動をポスター形式で発表します。 地球惑星科学分野の第一線の研究者と同じ会場で発表し、研究者と議論できる機会を提供します。2006年から開催しているパブリックセッションです。日本地球惑星科学連合の広報普及委員がコンビーナーです。

14:45 〜 15:15

[O04-P14] アンモナイトの縫合線の応用

*細井 廉1、*小田 望琴1上野 将典1 (1.大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎)

キーワード:地質,岩石,化石

【概要】
アンモナイトにおける縫合線は、隔壁と殻の本体とが接するふちで複雑にひだ状に折れ込んでいる部分の形状である。

アンモナイトは水圧や外敵から身を守るために、この縫合線を進化(複雑化)させることによって、軽さを保ちつつ強度を増していったと考えられている。
我々はアンモナイトの縫合線のフラクタル構造に着目し、縫合線の形状と強度の相関性をあきらかにすることを目的とし、研究を行った。
研究では三角柱で縫合線のフラクタル構造を模した紙のモデルを製作し、段階別の強度を測定する実験を行い、結果から、構造の複雑化と強度にどのような相関性が見られるのかを考察した。