[O-04_29PO1] 高校生によるポスター発表

[O04-P61] 津波による人的被害を抑制する都市構造の研究

*八島 総太¹、*河野 大樹¹ (1.福島県立磐城高等学校)

キーワード：地震

【概要】
私達は東日本大震災により地元地区が津波被害を受けたことから津波の研究を開始した。私達は都市構造を工夫することで津波の到達時刻を遅らせることができると考え、①津波の遡上しやすい道路②防災効果の高い防波堤の研究をした。①は海岸線に対する角度を変えた４種類の道路の模型を作製し、波の遡上速度を計測した。②は３種類の形状の防波堤の模型を作製し、波の流動を観察した。結果、①では60°より角度の大きい道路で遡上速度が大きくなり、②では三角形の堤防が実験した中で最も防災効果が高かった。今後は道路の角度の細分化や様々な形状の防波堤についての追加の実験を行い、人的被害を抑制できる都市構造について研究を進める。