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[PEM06-25] 南極広域観測網による太陽-地球系現象の総合研究
キーワード:南極, 広域, 観測ネットワーク, 太陽地球系物理学
現在南極域には、SuperDARN レーダー網や地上の有人、無人観測点における様々な観測機器による観測点網など、極を取巻いて、緯度方向にはサブオーロラ帯から極冠域まで、経度方向には、夜側から昼間側の時間帯にまで及ぶ広域観測網が国際協力の下展開されている。こうした広域観測網は南極域独自のものであり、太陽-地球相互作用の結果生じる現象:昼間側カスプ域、極冠域への太陽風エネルギー、運動量の直接的な侵入、サブストーム時の爆発的なエネルギー消費、ストーム時の高エネルギー粒子の大気への侵入、などの研究に適している。また、NOAA、DMSP衛星などの低高度衛星や、THEMIS/ARTEMIS、Geotail、ERG、MMS衛星といった磁気圏衛星と連携した観測・研究が期待出来る。本発表では、特に極地研が関係している観測計画の現状や将来計画の紹介を中心に、太陽-地球系結合過程の研究における南極広域観測網の重要性を説明および議論する予定である。