日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM06_1AM2] Study of coupling processes in Sun-Earth system with large radars and large-area observations

2014年5月1日(木) 11:00 〜 12:45 312 (3F)

コンビーナ:*山本 衛(京都大学生存圏研究所)、小川 泰信(国立極地研究所)、野澤 悟徳(名古屋大学太陽地球環境研究所)、橋口 浩之(京都大学生存圏研究所)、座長:McCrea Ian(RAL Space, STFC Rutherford Appleton Laboratory)

11:45 〜 12:00

[PEM06-25] 南極広域観測網による太陽-地球系現象の総合研究

*門倉 昭1山岸 久雄1行松 彰1宮岡 宏1岡田 雅樹1小川 泰信1田中 良昌1片岡 龍峰1海老原 祐輔2元場 哲郎3 (1.国立極地研究所、2.京都大学生存圏研究所、3.ジョンズホプキンス大学応用物理研究所)

キーワード:南極, 広域, 観測ネットワーク, 太陽地球系物理学

現在南極域には、SuperDARN レーダー網や地上の有人、無人観測点における様々な観測機器による観測点網など、極を取巻いて、緯度方向にはサブオーロラ帯から極冠域まで、経度方向には、夜側から昼間側の時間帯にまで及ぶ広域観測網が国際協力の下展開されている。こうした広域観測網は南極域独自のものであり、太陽-地球相互作用の結果生じる現象:昼間側カスプ域、極冠域への太陽風エネルギー、運動量の直接的な侵入、サブストーム時の爆発的なエネルギー消費、ストーム時の高エネルギー粒子の大気への侵入、などの研究に適している。また、NOAA、DMSP衛星などの低高度衛星や、THEMIS/ARTEMIS、Geotail、ERG、MMS衛星といった磁気圏衛星と連携した観測・研究が期待出来る。本発表では、特に極地研が関係している観測計画の現状や将来計画の紹介を中心に、太陽-地球系結合過程の研究における南極広域観測網の重要性を説明および議論する予定である。