日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS29] 大気電気学

2015年5月24日(日) 14:15 〜 16:00 A01 (アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張)

コンビーナ:*芳原 容英(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)、牛尾 知雄(大阪大学大学院工学研究科情報通信工学部門)、座長:森本 健志(近畿大学理工学部)

15:45 〜 15:48

[MIS29-P01] 2014年8月1日に富士山周辺で発生した雷雲時の誘導雷について

ポスター講演3分口頭発表枠

*大島 燦1安本 勝2鴨川 仁1 (1.東京学芸大学物理学科、2.アンテック)

キーワード:サージ電流, 大気電場, 富士山, 雷

落雷現象の観測手段として、富士山測候所と山麓を繋ぐ接地線に流れる雷電流を、ロゴスキーコイルにより測定した。測定期間は7月20日~8月19日であった。観測波形の記録は、一昨年の前回手動であったが、今回自動で行った。一昨年と同様に今回も直撃雷による電流は無く観測できなかったが、富士山測候所周辺の落雷現象による電流を観測した。100 Aを超えるパルスが観測され、また、その観測時間帯は大気電場にも相関があり、本測定が有効な落雷観測手段であることが示された。