日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-DS 防災地球科学

[H-DS25] 湿潤変動帯の地質災害とその前兆

2015年5月28日(木) 09:00 〜 10:45 101A (1F)

コンビーナ:*千木良 雅弘(京都大学防災研究所)、小嶋 智(岐阜大学工学部社会基盤工学科)、八木 浩司(山形大学地域教育文化学部)、内田 太郎(国土技術政策総合研究所)、座長:八木 浩司(山形大学地域教育文化学部)、小森 次郎(帝京平成大学)

10:15 〜 10:30

[HDS25-06] ALOS-2/PALSAR-2干渉画像を用いた2014年長野県北部の地震による地すべりの検出

*佐藤 浩1中島 秀敏2 (1.日本大学文理学部、2.国土交通省国土地理院地理地殻活動研究センター)

キーワード:地震, 地すべり, SAR, ALOS-2, PALSAR-2

2014年10月2日と11月27日に計測されたHH偏波のALOS-2/PALSAR-2データからSAR干渉画像を生成し,地すべり地形分布図(防災科学技術研究所, 2000)と重ね合わせた。その結果、小松原ほか(2015)が報告した2014年長野県北部の地震による八方岩地すべりとかくれ沢地すべりの変動を判読するのは困難だった。しかし、判読によれば、清水山附近の地すべり地形が認定されていない斜面上で、微小な変動を伴う地すべりの生じた可能性のあることが示唆された。




謝辞
SAR干渉画像の生成には防災科学技術研究所の小澤博士が開発したソフトウェアRINC 0.27(小澤, 2014)を用いた.


参考文献
小澤拓,2014, 防災科学技術研究所におけるInSAR解析ツールの開発(その3),JPGU2014,STT59-
防災科学技術研究所, 2000, 地すべり地形分布図データベース.