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[MGI37-14] 海氷域における船舶航行支援システムの実施
キーワード:海氷域, 衛星データ, 自動化, 可視化, Webサーバー
海氷域を航行する船舶にとって、海氷状況の把握は重要課題である。特に1000kmスケールの俯瞰的な情報は、安全な航路を決定する判断材料となるため、地球観測衛星による海氷密接度の観測データが必要とされる。しかしながら、衛星データを可視化した画像ファイルを、船舶上で日々送受信することは、通信回線を圧迫するため、避けられてきた。また、圧縮された衛星データを船舶に送信し、船舶上でそのデータを可視化する場合は、船舶上に衛星データを可視化するための専門知識を有した人員を必要である。また、このような可視化を日々の業務とした場合、労務コストの発生を避けることができない。そのため、衛星データを地上から船舶へ配信し、船舶上で衛星データを可視化するまで工程をシステム化することが必要である。
極地研究所では、GRENE 北極気候変動分野において,極域研究に関するデータの一元的な収集・蓄積・公開を行う「北極域データアーカイブシステム」(以下,ADS:Arctic Data archive System) の基盤構築を進め、様々なWebサービスを提供している。その中のサービスの一つとして、VISHOP(Visualization Service of Horizontal scale Observations at Polar region)の提供を行っている。VISHOPは、地球観測衛星によってもたらされる南北極域の海氷密接度,海面水温及び積雪状況を、準リアルタイムで可視化するWebサービスである。衛星データは、JAXA-NIPR連携協定に基づき、JAXAから極地研究所へ提供されている。提供された衛星データの可視化および表示についてはADSのサーバー上で行っている。
本研究では、このような既存のWebサービスを応用し、海氷域を航行する船舶上でも提供可能なシステムVENUS(VEssele Navigator by Unitized Systems)を開発した。発表では、VENUSの実用性について紹介したい。
極地研究所では、GRENE 北極気候変動分野において,極域研究に関するデータの一元的な収集・蓄積・公開を行う「北極域データアーカイブシステム」(以下,ADS:Arctic Data archive System) の基盤構築を進め、様々なWebサービスを提供している。その中のサービスの一つとして、VISHOP(Visualization Service of Horizontal scale Observations at Polar region)の提供を行っている。VISHOPは、地球観測衛星によってもたらされる南北極域の海氷密接度,海面水温及び積雪状況を、準リアルタイムで可視化するWebサービスである。衛星データは、JAXA-NIPR連携協定に基づき、JAXAから極地研究所へ提供されている。提供された衛星データの可視化および表示についてはADSのサーバー上で行っている。
本研究では、このような既存のWebサービスを応用し、海氷域を航行する船舶上でも提供可能なシステムVENUS(VEssele Navigator by Unitized Systems)を開発した。発表では、VENUSの実用性について紹介したい。