日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

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[U-02] Science Landscape of Japan with NASA Space Missions

2015年5月26日(火) 09:00 〜 10:45 国際会議室 (2F)

コンビーナ:*藤本 正樹(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部)、村山 泰啓(独立行政法人 情報通信研究機構)、奥村 晃史(広島大学大学院文学研究科)、沖 理子(宇宙航空研究開発機構)、座長:藤本 正樹(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部)

09:30 〜 09:55

[U02-02] 地球気候と環境のより良い理解にむけて

*中島 映至1 (1.東京大学 大気海洋研究所)

キーワード:地球観測, 気候, 環境

世界の研究コミュニティでは、気候と環境の変化などの地球規模の問題に貢献する努力を行っている。宇宙機関においても、例えば、ESAの気候変化イニシアチブ(CCI)などのような地球観測データの利用の推進を行っている。本発表では、ALOS-2, GCOM-W, GPM, GOSAT, Himawari-8や将来のGCOM-C, EarthCAREなどの衛星プログラムのデータ利用について議論する。重要な応用課題としては、1) 人間活動の痕跡の観測と、その気候・環境影響の研究、2) 地球水循環の観測と、その社会応用に関する研究、3) 生物圏の観測と、その気候変化による脆弱性の研究、4) 地球表面の微細構造の観測と、その社会応用の研究などがある。その場合、リモートセンシングのための拘束条件や、同化・逆推計に関するデータ解析などのために気候・環境モデルを最大限に利用することが重要である。