日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-RE 応用地質学・資源エネルギー利用

[H-RE28] 地球温暖化防止と地学(CO2地中貯留・有効利用,地球工学)

2015年5月25日(月) 09:00 〜 10:45 105 (1F)

コンビーナ:*徳永 朋祥(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学専攻)、薛 自求(財団法人 地球環境産業技術研究機構)、徂徠 正夫(独立行政法人産業技術総合研究所地圏資源環境研究部門)、座長:徳永 朋祥(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学専攻)

09:00 〜 09:30

[HRE28-01] わが国の環境エネルギー政策

*山地 憲治1 (1.地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長)

キーワード:エネルギー, 環境, 政策, CCS

2011年3月の福島原子力事故以降、わが国の環境エネルギー政策は歴史的転換点に立っている。3E+Sを同時に達成するという基本目標は変わらないが、これからの原子力への依存の程度、2020年以降の地球温暖化対策目標などの点で、現実に実行できる具体的な方策をめぐって議論が継続している状態である。
基本目標の実現に向けて、わが国の環境エネルギー政策においては政策の選択肢をできる限り広く維持することが重要である。原子力という選択肢を維持し、更なる省エネを進め、再生可能エネルギーを積極的に導入すると共にクリーンな化石燃料を安定的に利用する必要がある。ここでは、わが国の環境エネルギー政策としてのCCSの重要性などについて講演する。