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[HSC05-04] リスク認識と津波避難行動に関する研究ー東日本大震災の事例より
キーワード:津波, 東日本大震災, リスク認識, 避難
本研究では、人々のリスク認識と避難行動について、2011年3月11日の東日本大震災において被災した岩手県陸前高田市広田町の事例調査に基づき検討する。広田町は、明治三陸津波(1896年)、昭和三陸津波(1933年)、チリ地震津波(1960年)というように繰り返し地震津波災害に見舞われてきた地域である。東日本大震災の発生時に、人々は過去の津波災害に関する知見を持っており、地域の津波リスクを認識しており、ハザードマップを知っており、津波避難警報も聞いていた。これらの取り組みのうち何が避難を促進するためには重要であったのであろうか。本研究では、陸前高田町の住民への質問票に基づく調査とヒアリング調査に基づき、避難を促進するための方策を検討する。