インターナショナルセッション(口頭発表)
セッション記号 P (宇宙惑星科学)
» P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境
[P-EM06] Magnetospheric Multi-Scale (MMS) mission -- A new age of magnetospheric physics
2016年5月24日(火) 10:45 〜 12:15
103 (1F)
コンビーナ:*銭谷 誠司(国立天文台)、北村 成寿(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)、斎藤 義文(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所・太陽系科学研究系)、Paul Cassak(West Virginia University)、Chen Li-Jen(NASA Goddard Space Flight Center)、Craig Pollock(NASA Goddard Space Flight Center)、座長:Pollock Craig James、三好 由純(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
Magnetospheric Multiscale (MMS) ミッションは NASA が主導する国際・複数衛星ミッションで、地球周辺の宇宙空間で起きる磁気リコネクションを詳細に観測し、その物理メカニズムを理解・解明することを目指している。MMS では、電子スケールの現象を時間・空間の両面で初めて観測することが可能になり、磁気リコネクションの中心の電子拡散領域はもちろん、諸々な現象の詳細構造が観えてくることが期待されている。MMS は2015年9月から本格観測を開始しており、2016年3月には全データがオンラインで公開される予定である。磁気圏物理は全研究者が電子スケールの観測データを手にする時代に入りつつある。
このセッションでは、MMS を取り巻く磁気圏物理の現状や、MMS の最新観測成果、そして今後の展望について発表・議論する場を提供する予定である。これらの話題に加えて、磁気リコネクションの理論・シミュレーション研究や、MMS での進展が予想される Geotail、Cluster-2、THEMIS、Van Allen Probes 等の観測研究も歓迎する。本セッションはアメリカ地球物理学連合 (AGU) と共同開催セッションである。