17:15 〜 18:30
[AAS13-P11] 光学式ディスドロメータにより観測された東京都内における強雨時の雨滴粒径頻度分布
キーワード:雨滴粒径、頻度分布、降水強度、光学式ディスドロメータ
降水時における雨滴粒径の頻度分布は,降水形態や降水強度によって変化することが知られている(Marshall and Palmer, 1948など).また,地域や季節,擾乱などによる降水特性の差異とともに,強雨をもたらす対流雲の盛衰等の把握においても,雨滴粒径の頻度分布は重要な情報を与えると考えられる.本研究では,このような気候学的な降水特性や,事例ごとに多様性を示す降水特性の理解に向けて,東京都内で観測された雨滴粒径頻度分布の概要把握を目的とした.
現在,東京都区部と郊外域および仙台市に計6台の光学式ディスドロメータ(Thies Clima製Laser Precipitation Monitor 5.4110等)を設置している.本報告では,東京都内における2014年4月から9月の観測データを用いて,1分間隔で取得した降水強度と22階級の雨滴粒径(球等価直径)ごとの雨滴数について解析を行った.降水に占める各階級の寄与割合を1分ごとに求め,2014年7月20日の強雨事例において検討を行ったところ,降水の強弱と良く対応した時間変化を示した.今後,対流雲との位置関係による差異や,他の強雨事例における時間変化などについても検討したい.
現在,東京都区部と郊外域および仙台市に計6台の光学式ディスドロメータ(Thies Clima製Laser Precipitation Monitor 5.4110等)を設置している.本報告では,東京都内における2014年4月から9月の観測データを用いて,1分間隔で取得した降水強度と22階級の雨滴粒径(球等価直径)ごとの雨滴数について解析を行った.降水に占める各階級の寄与割合を1分ごとに求め,2014年7月20日の強雨事例において検討を行ったところ,降水の強弱と良く対応した時間変化を示した.今後,対流雲との位置関係による差異や,他の強雨事例における時間変化などについても検討したい.