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[ACG09-P03] Earth system and climate modeling activities toward CMIP6 in Japan: a review
キーワード:Earth system model, Climate projection, CMIP6
国内において3つのグループが、第6期結合モデル相互比較プロジェクト(CMIP6)への貢献を予定している。すなわち、気象庁気象研究所単独チーム、東京大学大気海洋研究所(AORI)、国立環境研究所、海洋研究開発機構(JAMSTEC)で構成されるTeam MIROC、AORI, 理研、JAMSTECで構成されるNICAM開発チームである。上記のうち初めの2グループは種々のモデルバージョンを用いながらCMIP6で承認されたほとんどのモデル相互比較プロジェクト(MIPs)に参加する一方、NICAM開発チームは要求計算資源の大きさから少数のMIPsを選んで参加することになる。2015年に更新され1.3PFlopsの理論性能を持つ地球シミュレータがCMIP6に向けた実験の多くに用いられるが、NICAMを用いた一部の実験には「京」も活用される。国内におけるCMIP6関連活動の多くは文部科学省による「気候変動リスク情報創生プログラム」によって支援されているが、当該プログラムは2016年度いっぱいで終了することが予定されている。それ以降の気候予測研究の展開について、関連省庁も交えながら研究者コミュニティでの検討が始まっている。