日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 地球惑星科学のアウトリーチ

2016年5月22日(日) 10:45 〜 12:15 101A (1F)

コンビーナ:*植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、長谷川 直子(お茶の水女子大学)、大木 聖子(慶應義塾大学 環境情報学部)、座長:長谷川 直子(お茶の水女子大学)

10:45 〜 11:00

[G03-07] 「ジオ・フェスティバル in Sapporo」の開催と学部卒業研究への活用

*横山 光1吉田 有里1 (1.北翔大学)

キーワード:参加型イベント、実験ブース、卒業研究

北海道では,2005年より「ジオ・フェスティバル」が各地(札幌,室蘭,洞爺,釧路,旭川)で開催されてきた.このイベントは実験や展示,ミニ講演を通じて子ども達の地球科学への関心を高め,自然現象に対する科学的な姿勢を育成することを目的としている.筆者は実行委員会を組織し,札幌市青少年科学館の協力を得て,2014年と2015年に「ジオ・フェスティバル in Sapporo」を開催した.札幌での開催は6年振りであったが,20を超える実験・体験ブースが出展し,盛況のうちに終了した.出展者は教師をはじめ,札幌管区気象台職員,地質研究所職員,地質コンサルタント職員など多岐にわたる.発表では,出展された実験・体験ブースの内容など,このイベントの詳細を報告する.
また,本イベントには,大学生も複数ブースを出展している.中には卒業研究で地学領域のアウトリーチ教材を扱ってる者もおり,開発した教材の検証を当イベントで行っている.
当イベントが地球科学に関わる,様々な団体のアウトリーチの場としていかに活用する価値があるか議論し,さらに学生の研究の場としての価値についても実例を交えて報告する.