日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-SC 社会地球科学・社会都市システム

[H-SC03] Complexity, Change and Adaptive Management of Socioecological Landscapes: An Earth System Perspective

2016年5月22日(日) 09:00 〜 10:30 301B (3F)

コンビーナ:*目代 邦康(自然保護助成基金)、Chakraborty Abhik(伊豆半島ジオパーク)、座長:目代 邦康(自然保護助成基金)、Chakraborty Abhik(伊豆半島ジオパーク)

10:15 〜 10:30

[HSC03-06] Cemeteries construction and National Trust in the Sayama Hills

*目代 邦康1横山 伸夫2北浦 恵美2 (1.自然保護助成基金、2.トトロのふるさと基金)

キーワード:conservation movement, value of nature, NIMBY

狭山丘陵ではトトロのふるさと基金により,1990年よりナショナルトラスト活動が進められてきた.狭山丘陵は,都市近郊で自然が良く残るため.その良好な環境を保全しようとするナショナルトラスト活動が,多くの人の支持をうけて行われている.しかし,個人所有地が多く,産廃処分場などが作られて,虫食い状に開発が進んでしまっている.現在問題となっている,墓地開発問題が起こっている。かつて建設残土等が埋め立てられた谷頭であるが,都市住民が自然環境の豊かな場所に墓地を購入したいというニーズがあるためである。産廃埋め立てや墓地開発が問題となるのは,地域住民が利用せず,また必要とも考えていない施設であり,丘陵の環境,景観をただ破壊するだけのものである.