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[HTT23-P14] 衛星画像および数値地形モデルを活用した地上到達紫外線分布図の作成
キーワード:紫外線、衛星画像、数値地形モデル
近年、地球温暖化とともに環境問題への関心が高まってきており、現在気象庁は紫外線予測分布図を公開し、その危険性について広く情報提供を行っている。しかし、気象庁の公開する紫外線予測分布図は20kmメッシュと粗く、街中といったローカルなエリアにおける紫外線量を把握・表現することは困難である。そこで本研究では、高分解能衛星画像および数値地形モデルを活用し、高精度な紫外線分布図の作成手法を提案することを目的とする。具体的には、田や畑、緑陰の有無による紫外線量の違いを考慮した分布図を目指すものある。加えて、アンケート調査を実施し、本研究で作成した紫外線分布図による効果および利用可能性に関する評価を行った。その結果、本研究で作成した紫外線分布図は、紫外線に対する危険性の周知、また紫外線の回避行動に対して有効であることがわかった。