日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT23] 環境リモートセンシング

2016年5月23日(月) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*石内 鉄平(明石工業高等専門学校)、島崎 彦人(独立行政法人国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校)、近藤 昭彦(千葉大学環境リモートセンシング研究センター)、作野 裕司(広島大学大学院工学研究院)、長谷川 均(国士舘大学文学部地理学教室)、桑原 祐史(茨城大学 広域水圏環境科学教育研究センター)

17:15 〜 18:30

[HTT23-P14] 衛星画像および数値地形モデルを活用した地上到達紫外線分布図の作成

*石内 鉄平1中澤 春花1新井 イスマイル1 (1.明石工業高等専門学校)

キーワード:紫外線、衛星画像、数値地形モデル

近年、地球温暖化とともに環境問題への関心が高まってきており、現在気象庁は紫外線予測分布図を公開し、その危険性について広く情報提供を行っている。しかし、気象庁の公開する紫外線予測分布図は20kmメッシュと粗く、街中といったローカルなエリアにおける紫外線量を把握・表現することは困難である。そこで本研究では、高分解能衛星画像および数値地形モデルを活用し、高精度な紫外線分布図の作成手法を提案することを目的とする。具体的には、田や畑、緑陰の有無による紫外線量の違いを考慮した分布図を目指すものある。加えて、アンケート調査を実施し、本研究で作成した紫外線分布図による効果および利用可能性に関する評価を行った。その結果、本研究で作成した紫外線分布図は、紫外線に対する危険性の周知、また紫外線の回避行動に対して有効であることがわかった。