12:00 〜 12:15
[MGI21-12] 全国地震データ交換・流通ネットワークJDXnetの現状と今後の課題
★招待講演
キーワード:地震データ交換、地震観測網
日本列島には約1200の高感度地震観測点と約120の広帯域地震観測点が設置され,日本列島周辺で発生した微小地震から巨大地震までの地震をいち早く検知して,その発生場所や地震の規模を求めるのに使用されている.これらの高感度地震観測と広帯域地震観測は,全国の9国立大学,気象庁,防災科学技術研究所,海洋研究開発機構,産業技術総合研究所などにより実施されている.JDXnet(Japan Data eXchange network)はこれらの地震観測点のデータの全国規模のリアルタイムデータ交換・流通ネットワークである.これまでSINET4とJGN-Xの2つの広域L2網をバックボーンとして大学など関係十数機関を結び,各機関がそれぞれの観測点から収集したリアルタイムデータを,広域L2網上で相互にブロードキャストすることにより,データ交換データ流通が行われている.このJDXnetの現状と今後取り組むべき課題について紹介する。