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[MGI21-17] 南極観測によって得られる大規模データでひろがるオープンサイエンス
キーワード:南極観測、データベース、オープンサイエンス
南極昭和基地は現在インテルサット衛星回線によって、国立極地研究所と3Mbpsの常時接続回線によって結ばれている。これによって、昭和基地で行われる観測はほぼリアルタイムに国内から制御されると同時に速報データを国内で見ることができる。高精細の生データは現在でも観測船しらせによって持ち帰り、国内研究者による詳細解析を待たなければならないが、毎年10TBあまりのデータは、衛星回線によって伝送することが可能である。
近年、昭和基地および南極地域における観測は自動化、無人化の技術もすすみ氷点下30度の環境において極夜期間中も観測を継続することが可能になりつつある。西オングル島における観測は最もこのような技術開発が進んだ観測拠点の一つであり、日々大量のデータが国内に伝送されている。
国内において、国立極地研究所では観測データに対するDOI付与を行うことができる体制を整備しつつあり、これらの観測データについても、随時公開が可能になるよう準備を進めている。
これらの体制について紹介するとともに、これからの南極観測における大規模データの公開について展望する。
近年、昭和基地および南極地域における観測は自動化、無人化の技術もすすみ氷点下30度の環境において極夜期間中も観測を継続することが可能になりつつある。西オングル島における観測は最もこのような技術開発が進んだ観測拠点の一つであり、日々大量のデータが国内に伝送されている。
国内において、国立極地研究所では観測データに対するDOI付与を行うことができる体制を整備しつつあり、これらの観測データについても、随時公開が可能になるよう準備を進めている。
これらの体制について紹介するとともに、これからの南極観測における大規模データの公開について展望する。