[M-IS09] ガスハイドレートと地球環境・資源科学

[MIS09-18] 日本海東縁の表層ガスハイドレート域におけるハビタットマッピングによる底生生物分布（予察）

*沼波 秀樹¹、蕨 麗未²、戸丸 仁³、佐藤 幹夫⁴、松本 良² (1.東京家政学院大学現代生活学部現代家政学科、2.明治大学研究・知財戦略機構、3.千葉大学理学部地球科学科、4.産業技術総合研究所)

キーワード：表層ガスハイドレート、ハビタットマッピング、底生生物

2015年9月9日～28日に実施したNT15-E03調査で隠岐トラフ南西部（3潜航），隠岐トラフ南東縁（3潜航），鳥ヶ首海脚北（1潜航），小木南西沖（1潜航），弾崎沖（1潜航），鳥海礁北東（1潜航）の合計10潜航について，ROV「ハイパードルフィン」のハイビジョンカメラに撮影されているマクロベントスの種別の個体数をROVの位置が記録されている10秒間隔で計数し，同時に底質も記録して，ベントス分布と底質（メタン湧出の状態）との関係について検討する。さらにROVの位置データと底質，ベントス分布をGISに入力し，海底地形図に反映して，ハビタットマップを作成し，各海域の底生生物分布と海底環境を比較する。本研究は経済産業省メタンハイドレート開発促進事業の一環として実施されたものである。