15:30 〜 16:45
[MIS16-P01] インドモンスーン復元のためのベンガル湾掘削(IODP Exp. 353)
キーワード:ベンガル湾、IODP第353節航海、インドモンスーン
インド夏期モンスーンはインド亜大陸に降雨をもたらし,降水は河川を経由してベンガル湾に流れ込む.したがって,ベンガル湾の古塩分や懸濁物の河川流出物量等を復元することにより過去のインドモンスーン変動を理解することができる.IODP第353節掘削航海(iMonsoon;2014年11月末から2015年1月末)では過去のインドモンスーン変動を復元することを主目的として,ベンガル湾およびアンダマン海の6地点において堆積物採取のための掘削が実施された.
サイトU1443(Ninetyeast Ridge)では白亜紀に遡る遠洋性堆積物が得られた.サイトU1444(ベンガル湾中央部)では中新世に至るタービダイト層を主体とする堆積物が得られた.サイトU1445およびU1446(ベンガル湾インド沖)では,それぞれ中新世および中期更新世に至る半遠洋性堆積物が得られた.サイトU1447およびU1448(アンダマン海)では,中新世に至る遠洋性堆積物が得られた.
サイトU1443(Ninetyeast Ridge)では白亜紀に遡る遠洋性堆積物が得られた.サイトU1444(ベンガル湾中央部)では中新世に至るタービダイト層を主体とする堆積物が得られた.サイトU1445およびU1446(ベンガル湾インド沖)では,それぞれ中新世および中期更新世に至る半遠洋性堆積物が得られた.サイトU1447およびU1448(アンダマン海)では,中新世に至る遠洋性堆積物が得られた.