日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS16] 地球掘削科学

2016年5月26日(木) 15:30 〜 16:45 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*山田 泰広(海洋研究開発機構 海洋掘削科学研究開発センター)、池原 実(高知大学海洋コア総合研究センター)、菅沼 悠介(国立極地研究所)、新井 和乃(海洋研究開発機構)、梅津 慶太(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

15:30 〜 16:45

[MIS16-P01] インドモンスーン復元のためのベンガル湾掘削(IODP Exp. 353)

*山本 正伸1臼井 洋一2浦本 豪一郎2安藤 卓人3Clemens Steven4Wolfgang Kuhnt5LeVay Leah6IODO Exp 353 Scientists (1.北海道大学大学院地球環境科学研究院、2.海洋研究開発機構、3.北海道大学大学院理学研究院、4.ブラウン大学、5.クリスチャンアルブレヒト大学キール、6.テキサスA&M大学)

キーワード:ベンガル湾、IODP第353節航海、インドモンスーン

インド夏期モンスーンはインド亜大陸に降雨をもたらし,降水は河川を経由してベンガル湾に流れ込む.したがって,ベンガル湾の古塩分や懸濁物の河川流出物量等を復元することにより過去のインドモンスーン変動を理解することができる.IODP第353節掘削航海(iMonsoon;2014年11月末から2015年1月末)では過去のインドモンスーン変動を復元することを主目的として,ベンガル湾およびアンダマン海の6地点において堆積物採取のための掘削が実施された.
サイトU1443(Ninetyeast Ridge)では白亜紀に遡る遠洋性堆積物が得られた.サイトU1444(ベンガル湾中央部)では中新世に至るタービダイト層を主体とする堆積物が得られた.サイトU1445およびU1446(ベンガル湾インド沖)では,それぞれ中新世および中期更新世に至る半遠洋性堆積物が得られた.サイトU1447およびU1448(アンダマン海)では,中新世に至る遠洋性堆積物が得られた.