日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-TT 計測技術・研究手法

[M-TT29] ソーシャルメディアと地球惑星科学

2016年5月22日(日) 10:45 〜 12:15 301A (3F)

コンビーナ:*天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、山本 佳世子(国立大学法人 電気通信大学)、座長:天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)

[MTT29-04] researchmapを用いた学術コミュニティの運用
北極環境研究コンソーシアムにおける事例

*照井 健志1井上 康1三好 三美1兒玉 裕二1 (1.国立極地研究所)

キーワード:ソーシャルネットワークサービス、コミュニケーション、リサーチマップ

北極環境研究コンソーシアム(JCAR)は、北極に関わる様々な分野の研究者が協力して立ち上げたネットワーク型組織である。JCARの会員数は約400名で中小規模の学術コミュニティと同等の規模になっている。すでに会員同士のコミュニケーションを取ることが困難になっており、ネットワーク型組織としてコミュニケーションツールを模索していた。様々なツールを比較を行い、researchmapを選定した。2014年10月よりresearchmap上にJCAR専用のコミュニティを作成、現在まで運用を行っている。researchmapを利用することで、以下の機能の提供に成功している。
・メールニュースの配信(メーリングリストからの脱却)
・電子投票
・ファイル共有
・JCAR会員同士の情報共有
本発表では、researchmapを利用した学術コミュニティの運用に至るまでの経緯と、実態について紹介を行い、他の学術コミュニティへ情報共有を行うものである。