日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

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[O-02] 高校生によるポスター発表

2016年5月22日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構 地球環境変動領域)、成瀬 元(京都大学大学院理学研究科)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O02-P54] プラスチックシンチレーターによるミュウ粒子の測定

*西村 知真1横山 桃子1 (1.福島県立安積高等学校)

キーワード:ミュウ粒子、プラスチックシンチレーター、寿命

本校物理部は、これまで放射性セシウムで汚染された土壌について研究を進めてきた。最近ミュウ粒子が、東京電力発電所の原子炉内部の調査に使用され、また、ノーベル物理学賞で脚光を浴びたニュートリノの実験とも関係が深いということを知り、物理部でも測定を試みることにした。測定には、3本のプラスチックシンチレーターを用いた。まず初めに、プラスチックシンチレーターの間隔を変えてミュウ粒子の速さを測定し、30万km/s~33万km/sの値が得られた。次に、ミュウ粒子の角度分布を測定し、その結果をミュウ粒子の速さの見積に用いることを検討している。また、ミュウ粒子の寿命測定を限られた実験装置で行うことを計画中なので、発表会で報告したい。