[ACG40-P04] 首都圏の植生管理された森林林床の土壌呼吸の計測
キーワード:里山管理、落葉樹林、炭素収支
落葉広葉樹林(雑木林)の里山管理は、良好な生活環境の保全や多様な生物相を支えると考えられているが、それが森林(特に林床)の炭素収支や、森林が有する温室効果ガス吸収機能に及ぼす影響はよくわかっていない。そこで、著者ら落葉広葉樹林の管理の重要性や、よりよい働きかけを考える知見を得ることを目的とし、下刈り(下層植生の刈り取り)、間伐、散策路整備、落ち葉かきなどの管理・保全活動がされている落葉広葉樹林において、森林や林床の炭素収支を計測している。ここでは、下刈りの有無が土壌呼吸に及ぼす影響を検討する。