[HDS07-P04] PALSAR-2データによる干渉画像を用いた中国・珉江流域の地すべり性地表変動の抽出
キーワード:PALSAR-2、地すべり、予兆現象
2017年6月24日、中国・四川省珉江流域の新磨村で1,000万m2オーダーの地すべりが生じ、100人以上が犠牲となった。Sentinel-1データのPSInSARを用いた先行研究によって、この地すべりの前兆が捉えられているが、その後の変化については明らかになっていない。本研究では、ALOS-2/PALSAR-2データについて、2017年12月7日、2018年1月4日、2月1日に観測されたものを用い、従来のInSAR画像を生成して、新磨村とその周辺の地すべり性地表変動を抽出した。その結果について報告する。なお、本研究ではJAXA土砂ワーキンググループおよび東京大学地震研究所特定研究の枠組みを通じてJAXAから提供されたPALSAR-2データを用いた。