日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS15] 地球流体力学:地球惑星現象への分野横断的アプローチ

2018年5月20日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:伊賀 啓太(東京大学大気海洋研究所)、吉田 茂生(九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)、柳澤 孝寿(海洋研究開発機構 地球深部ダイナミクス研究分野、共同)、相木 秀則(名古屋大学)

[MIS15-P05] マントル対流は有るか? 実証できないパラダイム.
マルチインパクト仮説(2016-M-IS13-02)では一度限りの進化の複数の現状を統一的に説明可能,アブダクションを用いて全てを検証できる

*種子 彰1 (1.SEED SCIENCE Lab.)

キーワード:アブダクションとマルチインパクト仮説、海洋の起源,大陸(パンゲア)の起源、プレートテクトニクスの起源と駆動力、月と小惑星帯と木星大赤斑の起源、駆動力:地球のプレート分布による慣性モーメントの偏芯最小化、還太平洋弧状列島と背弧凹海盆の起源

地球流体力学では,初期条件とシミュレーションで流れの影響や結果を予測できる.
しかし,フィルデックスの様に途中経路や諸条件の少しの違いで結果が大きく異なることを経験している.
逆に云えば初期条件や途中の状況経過が不明で有れば,過去の状態や起源(初期条件)の推測は過去に遡るほど困難である.
シミュレーションは一定の条件での近未来の予測は可能であるが,将来の完全予測は困難である.

SCIENCEは宇宙の謎を説明する事を目的としている.例えば人類が誕生する以前の太陽系の起源進化の謎をSCIENCEする時,初期条件が不正確なので,シミュレーション計算方法が正しくても結果が正しいとは限らない.

A.≪巨大衝突仮説≫では、火星の衝突した衝突体が背後から斜めに衝突し、月が衝突したシミュレーションを仮定している。
結果として、マントルオンリーの月が3回の軌道位置に注入、蓄積されますが、実際の月軌道への加速は成功しませんでした(例:Re:6400km地球半径)
この仮説では,月の特徴の他の一つも説明できない。(例えば、月は常に表面が地球に向いています、表面にウサギには玄武岩の海があります)。 初期条件も不明であり、実証試験は不可能である。
B.≪マルチインパクト仮説(1)2014 u06-02≫(CERRAが木星摂動で軌道偏芯,木星の潮汐力で断裂したマントル断裂片が間欠順次衝突) では,CERRAのマントル断裂片が一列で楕円軌道となり、地球軌道との交叉位置で時間差衝突するメカニズムが示せる。(CERRAはセレス位置に形成された火星サイズの分化した原始惑星)
最初の月サイズのマントル衝突時に月が60×Reの軌道に射出される.(Re≒6400km地球半径) 衝突時に地球のマントルに亀裂が入り,プレートの境界となる. 
(1)月の起源の謎⇒小惑星CEDRRAの巨大質量JUPITERによる公転面上での潮汐断裂とトレーン小惑星の地球への衝突と月射出. 
(2)マントルだけの月の謎:トレーンマントル断裂片の地球衝突⇒ニュートンの揺り篭として,マントルだけの月射出(第二次宇宙速度/反発係数考慮) 
(3)月軌道の謎 :CERRAのマントル断裂片が地球軌道との交点で相対速度⇒12.4km/sと角度36.5度で射出軌道エネルギー60×Re 軌道.
(4)月が常に地球に表面だけを向ける謎 ⇒マントル剥離による月の偏心が,共通重心の周りを公転しながら重い側が中心を常に向く.

C.≪地球の(謎)特徴≫
(5)地球の表面積7割を占める平均深さ4.5kmの海洋底の剥離の謎⇒トレーンマントル小惑星の衝突剥離とアイソスタシー平衡深度5km,(ex.地球半径6400km)
(6)約10枚のプレートに分かれて相互に移動する謎⇒境界亀裂の分布,亀裂により圧力低下⇒溶融⇒トランスフォーム断層の謎
(7)プレートテクトニクスの起源の謎⇒何故それが起きたのか? 地殻剥離⇒海凸プレート
(8)プレート駆動力の謎⇒陸プレートと海プレート⇒地球の慣性モーメント偏芯⇒地球自転により偶力発生プレート駆動力
(9)還太平洋孤状列島と背弧海盆の謎周囲のプレート凹み環太平洋弧状列島と背弧凹海盆の起源
(10)凹プレートと凸プレートの押し合い⇒プレートとプレートが相互に重なり初める事の起源⇒バランス取れたら移動終焉

D.≪その他の太陽系の(謎)特徴≫
(11)木星大赤斑の謎⇒マントル断裂片の木星衝突⇒木熱貫流量の減少⇒ソリトンで大赤斑の起源
(12)水星が他の地球型惑星のコア/マントル比が約2倍の謎CERRAの断裂片+コア⇒速度低下⇒内側軌道へ⇒水星の起源  
(13)小惑星帯の起源の謎⇒CERRA断裂時のトレーン小惑星以外⇒CERRA軌道エネルギーが一山分布.
(14)冥王星の起源の謎⇒CERRA断裂片の木星スイングバイによる高軌道エネルギー獲得と黄道面の傾斜.地殻成分で構成(比重等で)

起源を探究する方法は,タイムマシンも無いので,物理的な意味のある仮説で,一度限りの進化の複数の結果を統一的に説明可能なことで仮説の真実性が検証できる,アブダクションというパラダイムで説明できる.

この考え方では,ジャイアントインパクト仮説よりマルチインパクト仮説(1)13=8192倍も真実性が増している.

太陽系の起源の謎を探究する⇒人類の究極のミステリー⇒人類誕生以前の起源の謎の解明には,創造的な仮説の発想が大切.
私が提案した仮説⇒マルチインパクト仮説(トレーンマントル断裂片衝突説)は,ジャイアントインパクト仮説では13項目も説明が不可能である.「マルチインパクト仮説(1)」は画期的な仮説です.

コピへより,オリジナルな仮説を提案し,アブダクションで検証をしょう.知識より理解可能が真実です.

世界で一番小さな個人科学研究所 SEED SCIENCE Labo. 探究対象は世界一広,過去も,[ 太陽系と月と地球の起 源,宇宙は膨張しないetc」