日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 災害を乗り越えるための「総合的防災教育」

2018年5月20日(日) 15:30 〜 17:00 104 (幕張メッセ国際会議場 1F)

コンビーナ:中井 仁(小淵沢総合研究施設)、小森 次郎(帝京平成大学)、林 信太郎(秋田大学大学院教育学研究科)、座長:小森 次郎(帝京平成大学)

15:45 〜 16:00

[G03-02] 防災教育のための避難施設用標準サインインフラキットの開発

*松岡 東香1高嶋 啓1 (1.筑波学院大学情報経営情報学部経営情報学科)

キーワード:減災、防災教育、サインインフラ

自然災害発生時の減災には日々の教育と訓練が重要である。近年、公共施設への避難を必要とする自然災害は頻発しており、避難所での生活が長期に渡るケースも少なくない。したがって、避難所での速やかな環境適応や、それがもたらす心的外傷の緩和には一定の減災効果を期待できる。本研究では教育機関における防災訓練に使用できるサインインフラキットの開発を試みる。本サインインフラは撥水性のロール紙に印刷されており、実際の災害発生時にも使用できるものであり、茨城県つくばみらい市の公立小学校ではその一部がすでに避難訓練に使用されている。また、本キットは電子ファイルとしても備蓄、配布が可能であるため、インターネットを介した配信システムを構築できれば、全国の学校に対して急速な普及を実現させることも可能である。