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[HCG27-09] 市民からの環境ガバナンス
キーワード:市民性、対話、参加、ガバナンス、ふくしま
本研究では、フィールド実験により、市民どうし、および市民と専門家との対話の手法を提案する。無作為抽出型市民対話により、感情/価値観および理性の双方を的確に扱った、よりよい環境ガバナンスに向けた市民性の醸成を目指す。対話は日本の都市で行われ、放射性廃棄物処分が取り上げられた。専門家も参加した。市民対話の手法として3つを提案する:対話の作法(否定しない、仕切らない、結論を出さない)、異なる立場の専門家によるエビデンスベースおよび立場明示型伝達、および対話する市民の横での専門家どうしの率直な対話。市民対話への参加により、対話(自身のものと異なる意見を受け入れなくとも受け止めて、聴き、話す)に対する参加市民の肯定的態度が強化された。