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[HDS11-08] 降雨ピークから遅れて発生する斜面崩壊に関する実態分析
キーワード:斜面崩壊、遅れ崩壊、二次災害防止
降雨の停止後や小康状態時など降雨ピークから遅れて斜面崩壊が発生する場合がある。近年では平成28年8月北海道羅臼町で、降雨が止んでから30時間以上経過した後に斜面崩壊が発生した。このような時間帯は、住民の避難所からの帰宅や消防・警察・国土交通省等による災害発生直後の現場活動と重なる恐れがあり、降雨ピークを過ぎた後においても二次災害防止のための適時適切な警戒対応を行う必要がある。そこで、このような斜面崩壊の実態を解明することを目的として、降雨ピークから遅れて発生した斜面崩壊を対象に、現象の形態や特徴等の実態を分析した。また、降雨ピークから遅れて斜面が崩壊する要因とメカニズムについて検討を行った。