16:00 〜 16:15
[HTT19-15] ハイブリッド表面波探査を用いたS波速度構造評価
キーワード:ハイブリッド表面波探査、S波速度
ハイブリッド表面波探査は、多チャンネル表面波探査(Active探査)とリニアアレイ微動探査(Passive探査)を組み合わせた手法である。本手法は、二つの手法で得られた分散曲線を一本の分散曲線に結合し、逆解析を実施する。Active探査で得られた測定データに対しては、CMP-CC法から分散曲線を計算し、Passive探査で得られた測定データに対しては、CMP-SPAC法から分散曲線を計算する。すべての分散曲線を逆解析することで、深度30m程度までの二次元S波速度構造が得られる。
昨年度は、歩行振動を用いたPassive探査法を提案した。今回、本手法の適用可能性を検証するために、土木研究所の敷地内でハイブリッド表面波探査法を実施した。4.5Hzジオフォンを2m間隔で240個設置した。Active探査は、これまで同様、かけや起振で生じた波を取得し、Passive探査は測線沿いを人が歩くことにより生じた振動を記録した。両手法で得られた分散曲線を比較すると、高周波側の位相速度が同程度を示している結果が得られた。このことから、歩行振動を用いたPassive探査だけでも、十分、浅部のS波速度構造を評価可能であることを再確認した。
昨年度は、歩行振動を用いたPassive探査法を提案した。今回、本手法の適用可能性を検証するために、土木研究所の敷地内でハイブリッド表面波探査法を実施した。4.5Hzジオフォンを2m間隔で240個設置した。Active探査は、これまで同様、かけや起振で生じた波を取得し、Passive探査は測線沿いを人が歩くことにより生じた振動を記録した。両手法で得られた分散曲線を比較すると、高周波側の位相速度が同程度を示している結果が得られた。このことから、歩行振動を用いたPassive探査だけでも、十分、浅部のS波速度構造を評価可能であることを再確認した。