[H-TT19] 浅部物理探査が目指す新しい展開

[HTT19-P05] 神奈川県逗子市における地震観測および極小微動アレイによる地盤増幅率

*小田 義也¹、小坂 紘平¹、青木 雄太¹ (1.首都大学東京)

キーワード：地盤増幅率、地震観測、極小微動アレイ、逗子市

きめ細かい地震被害想定を行うために、神奈川県逗子市において高密度地震観測（61地点）と極小微動アレイ探査を実施した。本研究ではこれらの観測からそれぞれ地盤増幅率を推定するとともに、高密度地震観測から評価した地盤増幅率と極小微動アレイ探査による地盤増幅率との相関について検討を行った。その結果、逗子市においては、狭い範囲で地盤増幅率が大きく変化すること、そして、距離が50m以内であれば、地震観測と極小微動アレイ探査の地盤増幅率が比較的よく一致することが明らかになった。