[O02-P28] 人工乱流による熱輸送
キーワード:海
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の日比谷紀之教授より、潮汐流によって生み出された乱流が熱輸送に影響を及ぼすという報告がある。これは、乱流が海の表層の熱を深層に伝え、深層水が浮力を得て湧昇するというものである。
この報告を受け、私たちは乱流が表層の熱を深層に伝えるプロセスを観測すべく観賞用水槽内を海に見立てた実験を行った。水槽内でオリジナルの海山模型を動かすことで疑似的に潮汐流の再現を行い、各層に設置された複数の高速応答温度プローブによる温度測定結果をもとに水温分布の時間ごとの変化を観測するというものである。この実験の結果に基づき、乱流の熱輸送におけるはたらきを考察する。
この報告を受け、私たちは乱流が表層の熱を深層に伝えるプロセスを観測すべく観賞用水槽内を海に見立てた実験を行った。水槽内でオリジナルの海山模型を動かすことで疑似的に潮汐流の再現を行い、各層に設置された複数の高速応答温度プローブによる温度測定結果をもとに水温分布の時間ごとの変化を観測するというものである。この実験の結果に基づき、乱流の熱輸送におけるはたらきを考察する。