日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

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[O-07] 地球科学とアート -互いの創造を拡大する-

2018年5月20日(日) 13:45 〜 15:15 201A (幕張メッセ国際会議場 2F)

コンビーナ:笹岡 美穂(高知大学/株式会社SASAMI-GEO-SCIENCE)、船引 彩子(東京理科大学基礎工学部)、久保 貴志(黒部市吉田科学館、共同)、白石 智子、座長:石井 陽子(大阪市立自然史博物館)、笹岡 美穂(高知大学/株式会社SASMAI-GEO-SCIENCE)

14:55 〜 15:10

[O07-05] 地球科学と芸術と人が共創するしくみ

*笹岡 美穂1 (1.高知大学/株式会社SASAMI-GEO-SCIENCE)

キーワード:地球科学と芸術と人、協働・共創、図像

人は物理的に豊かな暮らしと引き換えに,自然界の機能や仕組みに対する本質を見えづらくしてしまった.その結果,自然の構成員である「ヒト」は自然界から切り離された特別な存在になっていると感じることがある.自然の根底を探求する地球科学は,「ヒト」を巻き込んで探求することで本来の意味をなす.その関係をつなぐ力は芸術にあるのかもしれない.

この発表では,図像化や協働・共創をキーワードにして,地球科学と芸術と人を結びつけた新しい取り組みについて紹介する.アウトリーチではなく,全ての人が当事者としての「共創:サイエンスと芸術と人の化学反応」とは何か?”サイエンスデザイナー”ササオカミホの挑戦である.また,情報デザイン/ビジュアルコミュニケーションという観点で2016年から実施している,地球科学における取り組みも紹介する.