日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[EE] 口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS04] あかつきの成果と、金星科学の深化

2018年5月22日(火) 09:00 〜 10:30 A01 (東京ベイ幕張ホール)

コンビーナ:佐藤 毅彦(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)、山本 勝(九州大学応用力学研究所、共同)、Kevin McGouldrick(University of Colorado Boulder)、座長:今村 剛(東京大学大学院新領域創成科学研究科)、McGouldrick Kevin

10:15 〜 10:30

[PPS04-05] 「あかつき」で探る金星大気のスーパーローテーション維持機構

*堀之内 武1高木 征弘2村上 真也3神山 徹4小郷原 一智5渡部 重十6山崎 敦3山田 学7中島 健介8林 祥介9Peralta Javier3Limaye Sanjay10今村 剛11佐藤 毅彦3中村 正人3 (1.北海道大学地球環境科学研究院、2.京産大、3.ISAS、4.産総研、5.滋賀県立大、6.北海道情報大、7.千葉工大、8.九大、9.神戸大、10.UW-Madisson、11.東大)

キーワード:金星、超回転、あかつき

金星大気のスーパーローテーション(以下SR)は,惑星気象学最大の未解決問題の一つといえる。本講演では,探査機「あかつき」の紫外カメラUVIのデータをもとに,これについて議論する。UVIデータを用いた雲追跡より,観測に基づく研究としてははじめて,雲頂(SRがほぼ最大化する高度)における角運動量収支の検討に耐える精度で,渦運動量輸送を見積もることができた。最近の大気大循環モデルの結果も踏まえて,議論する。