セッション情報
[J] ポスター発表
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[M-IS28] 化学合成生態系と熱水・湧水・泥火山
2019年5月27日(月) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)
コンビーナ:ジェンキンズ ロバート(金沢大学理工研究域地球社会基盤学系)、土岐 知弘(琉球大学理学部)、井尻 暁(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、延原 尊美(静岡大学教育学部理科教育講座地学教室)、渡部 裕美(海洋研究開発機構)、浅田 美穂(国立研究法人海洋研究開発機構)
化学合成細菌を一次生産者とする化学合成生態系は、太陽エネルギーが届かない深海の熱水噴出孔や冷湧水周辺など多様かつ極限環境に成立する化学合成生態系は、地球史を通じて分類構成や分布パタンを変化させてきたが、その原因や背景は明らかにされていない。
泥火山は、地下の流体と堆積物が地表に至り形成する地形的特徴である。泥火山は地下と地表を繋ぐ炭素循環、地下生命圏の移動・拡散、自然災害や土木など他分野に影響を及ぼすが実態解明に至っていない。日本の泥火山の多くは海域で確認され、周辺に冷湧水噴き出し場を伴うことが知られている。
「堆積物と流体を大規模に移動させる泥火山」と「地下からの流体移動に依存して進化する生態系」を視野の一部に入れて、化学合成生態系を通して泥火山活動実態に迫り、同時に化学合成生態系の分布変化や進化の謎に迫るために、このたび「化学合成生態系」および「泥火山」の2セッションを統合し共通の議論の場を設けた。投稿には、従来の個々のセッションに特徴的な内容はもちろん、生物・化学・地質ほか分野を横断する関連の話題を歓迎する。
*渡部 裕美1、Chen Chong1、Chan Tin-Yam2、Yang Chien-Hui2、Wang Chu-Chang3、御手洗 哲司4、山本 啓之1 (1.海洋研究開発機構、2.国立台湾海洋大学、3.台湾海洋科学技術研究センター、4.沖縄科学技術大学院大学)
*鈴木 碧1、ジェンキンズ ロバート1、小木曽 正造2、鈴木 信雄3 (1.金沢大学大学院自然科学研究科自然システム学専攻、2.金沢大学総合技術部、3.金沢大学環日本海域環境研究センター)