セッション情報
[J] ポスター発表
セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般
[S-CG61] 変動帯ダイナミクス
2019年5月28日(火) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)
コンビーナ:深畑 幸俊(京都大学防災研究所)、竹下 徹(北海道大学大学院理学院自然史科学専攻)、岩森 光(海洋研究開発機構・地球内部物質循環研究分野)
変動帯のダイナミクスは、いわゆる造山運動や大規模断層帯の形成など数百―数千万年かけて起きる変動から、人間・社会活動の時間スケールで生じる地震・火山活動まで、極めて広いレンジにわたる変動を対象としており、その解明には地球物理学・地質学・地形学の総合的知見が必要である。変動帯ダイナミクスの解明のためには、プレート運動等に起因する応力と変動帯を構成する媒質の応答特性を時間的・空間的に把握する必要があるが、地殻応力の特定は今なお未解明の難問であり、粘弾塑性で特徴付けられる媒質特性は時間スケールや応力・温度等に複雑に依存するという困難がある。さらに、流体および流体を介した反応も媒質特性に大きな影響を与えるため、岩石学・地球化学的アプローチも必要となる。東北沖地震後は日本列島全体で応力・歪場の大規模な改変が生じ、地震活動の変化や活発な地殻変動が観測されており、変動帯ダイナミクスの研究を進める格好の機会である。本セッションでは、地震学、測地学、変動地形学、構造地質学、岩石学、水文学など、変動帯ダイナミクスの解明を目指す様々な分野にわたる観測、実験およびモデリング研究からの意欲的な講演を歓迎する。
*Thomas Jing Yi Yeo1、Toru Takeshita1 (1.Department of Natural History Sciences, Graduate School of Science, Hokkaido University)
*重松 紀生1、香取 拓馬1,2、亀田 純3、宮川 歩夢4 (1.独立行政法人産業技術総合研究所活断層・火山研究部門、2.新潟大学自然科学研究科、3.北海大学大学院理学研究院、4.独立行政法人産業技術総合研究所地質情報研究部門)
*渡邊 貴央1、田中 遊雲1、青木 和弘1、Guglielmi Yves2、Cook Paul2、Soom Florian2、若濱 洋3、能城 悠3、岩崎 悦夫3、亀高 正男3、瀬下 和芳1 (1.日本原子力研究開発機構、2.ローレンスバークレー国立研究所、3.ダイヤコンサルタント)
*佐藤 大祐1、Nadia Lapusta2、野田 博之1 (1.京都大学防災研究所、2.カリフォルニア工科大学)
*佐藤 大祐1 (1.京都大学防災研究所)
*小嶋 洸輝1、石塚 師也2、茂木 透3、梶原 竜哉4、杉本 健4、浅沼 宏5 (1.北海道大学工学部環境社会学科、2.京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻、3.北海道大大学大学院工学研究院環境循環システム部門、4.地熱エンジニアリング株式会社、5.産業技術総合研究所福島再生エネルギー研究所)
*福田 将眞1、末岡 茂2、Kohn Barry3、長谷部 徳子4、田村 明弘5、森下 知晃5、田上 高広1 (1.京都大学大学院理学研究科、2.日本原子力研究開発機構、3.メルボルン大学地球科学、4.金沢大学環日本海域環境研究センター、5.金沢大学理工研究域自然システム学類)
*小林 侑生1、末岡 茂2、福田 将眞1、Kohn Barry3、横山 立憲2、長谷部 徳子4、田村 明弘5、森下 知晃5、田上 高広1 (1.京都大学 大学院理学研究科、2.日本原子力研究開発機構 東濃地科学センター、3.メルボルン大学、4.金沢大学 日本海域環境研究センター、5.金沢大学 理工学域 自然システム学類)
*金 幸隆1 (1.大阪市立大学 大学院理学研究科 生物地球学専攻)
*佐藤 活志1 (1.京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻)
*岩田 貴樹1 (1.常磐大学)
*松野 弥愛1、岡田 知己1、松本 聡2、河村 優太2、飯尾 能久3、佐藤 将1、Bannister Stephen4、Ristau John4、Savage Martha5、Townend John5、Pettinga Jarg6、Ghisetti Francesca7、Sibson Richard8 (1.東北大学大学院理学研究科地震・噴火予知研究観測センター、2.九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター、3.京都大学防災研究所、4.GNS Science, New Zealand、5.Victoria University of Wellington, Wellington, New Zealand、6.University of Canterbury, Christchurch, New Zealand、7.TerraGeologica, Ruby Bay, New Zealand、8.University of Otago, Dunedin, New Zealand)
*河村 優太1、松本 聡1、岡田 知己2、松野 弥愛2、飯尾 能久3、Tadashi Sato2、Stephen Bannister4、John Ristau4、Martha Savage5、John Twonend5、Jarg Pettinga6、Francesca Ghisetti7、Richard Sibson8 (1.九州大学、2.東北大学、3.京都大学、4.ジー・エヌ・エスサイエンス、5.ヴィクトリア大学ウェリントン、6.カンタベリー大学、7.テラジオロジカ、8.オタゴ大学)
*Sindy Carolina Lizarazo1、Takeshi Sagiya2、Hector Mora-Paez3 (1.Graduate School of Environmental Studies, Nagoya University、2.Disaster Mitigation Research Center, Nagoya University、3.Geological Survey of Colombia)