11:30 〜 11:45
[AHW24-07] 四万十川河川水の化学組成および水素・酸素同位体比の空間分布
キーワード:四万十川河川水、水素・酸素同位体比、高度効果、降水量(雨量)効果、内陸効果
2007年12月14〜18日、2008年11月22〜26日、および2009年12月12〜17日に、四万十川水系およびその周辺の小河川(高知県西部および愛媛県南部)の101箇所より109試料を採取し、その水素および酸素同位体比の分析を行った。地理学的パラメータとして緯度(LAT)、標高(ELV)および内陸度(DS)、気象学的パラメータとして年平均気温(MAT)および年平均降水量(MAP)を用い、四万十地域の河川水のδD、δ18Oデータとの関係について考察した。その結果、地理学的パラメータとしてELVおよびDS、気象学的パラメータとしてMAPを説明変数として用いると、四万十地域の河川水のδD、δ18Oの空間分布を詳細に示すことができることがわかった。