日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI36] ソーシャルメディアと地球惑星科学

2019年5月29日(水) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、山本 佳世子(国立大学法人 電気通信大学)

[MGI36-P02] 極地研究所における画像プラットフォームとソーシャルメディアとの連携

*照井 健志1南山 泰之2肥田野 正輝3 (1.国立極地研究所、2.東京財団政策研究所、3.インフォ・ラウンジ株式会社)

キーワード:画像検索、データ流通、Omeka、極域、IIIF、Web API

国立極地研究所では南極・北極観測の歴史を記録した画像データ及びそのメタデータの公開プラットフォームを開発中である。NIPR Image Archive (https://image.nipr.ac.jp)として試験的に公開されている。画像プラットフォームで公開される画像は南極・北極における記録写真や映像が含まれており、両極における日本の公的活動を記録してきた画像データである。これらの画像データの利活用やメタデータ流通を効率的に行うため各種外部Webサービスとの連携を視野に入れている。そのため標準規格となるIIIFやWeb API, JSON-LDへの対応を行い、Web上での流通の試験中である。将来的には一般的な画像検索サービスを通じてソーシャルメディア(FlickerやInstagramなど)や各種クラウドサービス上での検索や共有などの流通の強化について対応予定である。本研究発表では、研究機関による画像データの公開の推進に期待されるデータ流通への効果と、ソーシャルメディアや検索エンジンとの連携強化に期待をしている事を紹介する。