12:00 〜 12:15
[G02-12] メキシコでの地震・津波防災教育の実践 -教育カリキュラムの日墨比較を通したカルチュラル・チューニング-
キーワード:防災教育、地震学、メキシコ
メキシコ合衆国はココスプレートと北アメリカプレートの境界に位置し、内陸と海洋を問わず地震災害のリスクに晒されている点において、日本やチリなどと並ぶ地震国である(三雲, 2011)。同国では1985年のミチョアカン州沖の地震で首都メキシコシティが大きな被害を被った他、2017年9月にも2つの大きな地震が発生し(9/8, M8.1 ;9/19, M7.1)、それぞれ多くの死者を出している。これらを受けて、同国でも防災教育への関心が高まっている。
本研究の目的は、学習カリキュラムの日墨比較によって義務教育の過程で扱われる知識の異同を明らかにし、さらにこれを通して、両国の一般的な地震リスク認知の特徴を明らかにする事である。研究方法として、日本の教育制度の理科カリキュラム(文部省学習指導要領)から地震学に関するものを選び出すとともに、メキシコの教育制度のカリキュラムの中でこれに対応するものを抽出し、それぞれの構成について比較を行う。さらに、防災学習をメキシコで実施し、そこでのアンケートを基に、カリキュラムが実際の学生の知識に反映されているあり方について調査を行う。
本研究の目的は、学習カリキュラムの日墨比較によって義務教育の過程で扱われる知識の異同を明らかにし、さらにこれを通して、両国の一般的な地震リスク認知の特徴を明らかにする事である。研究方法として、日本の教育制度の理科カリキュラム(文部省学習指導要領)から地震学に関するものを選び出すとともに、メキシコの教育制度のカリキュラムの中でこれに対応するものを抽出し、それぞれの構成について比較を行う。さらに、防災学習をメキシコで実施し、そこでのアンケートを基に、カリキュラムが実際の学生の知識に反映されているあり方について調査を行う。