[G02-P06] Dagik EarthとJoy-Conを用いた地球観測衛星データ表示・操作システムの試作
キーワード:リモートセンシング、ダジック・アース、Joy-Con、Nintendo Switch、アウトリーチ
宇宙からの地球観測である「リモートセンシング」は、地球環境とその変動を広範囲でとらえることができ、地球環境変動を伝えるためのアウトリーチには適している。しかしながら、リモートセンシングは、一般人にとって、専門家が思っている以上に敷居が高い。日常に多く活用されているにも関わらず、身近に感じられる例が少ない。そこで我々は、(1)衛星画像を立体的に表示できる「Dagik Earth」と、(2)2016年3月に発売以降人気を保ち続けているゲーム機「Nintendo Switch」用のコントローラである「Joy-Con」を用いて、リモートセンシングを分かりやすく説明する、且つ体感してもらうためのシステムを構築した。
本研究では、リモートセンシングデータを分かりやすく説明し体験してもらうために、Dagik EarthをベースとしてJoy-Conで操作する画像表示システムを構築した。Joy-ConについてはBluetoothを介してソフトウェアを用いてキーの割当を行うことで、コンピュータを操作できるようにした。また、本研究では、千葉大学環境リモートセンシング研究センター(CEReS)における研究成果として、光合成量の月別変化データなど独自コンテンツを追加した。
本システムでは、自作コンテンツの追加も容易であることが分かった。衛星データに限らずモデル計算結果を追加することも可能である。したがって、様々な研究成果を分かりやすく伝える手段として有効である。自作コンテンツを利用できるようになると、より多様なデータを分かりやすく見せられるようになる。展示や授業でも利用できるほか、プレスリリースなど人の集まる場面での広報活動にも有効である。実際「エコプロ2018」で本展示を行なったところ、大人に加えて小学生からも「身近なゲームコントローラーを使用して地球を見ることができるのが興味深い」とコメントをもらった。今後、どのような需要があるかも探していきたい。
本研究では、リモートセンシングデータを分かりやすく説明し体験してもらうために、Dagik EarthをベースとしてJoy-Conで操作する画像表示システムを構築した。Joy-ConについてはBluetoothを介してソフトウェアを用いてキーの割当を行うことで、コンピュータを操作できるようにした。また、本研究では、千葉大学環境リモートセンシング研究センター(CEReS)における研究成果として、光合成量の月別変化データなど独自コンテンツを追加した。
本システムでは、自作コンテンツの追加も容易であることが分かった。衛星データに限らずモデル計算結果を追加することも可能である。したがって、様々な研究成果を分かりやすく伝える手段として有効である。自作コンテンツを利用できるようになると、より多様なデータを分かりやすく見せられるようになる。展示や授業でも利用できるほか、プレスリリースなど人の集まる場面での広報活動にも有効である。実際「エコプロ2018」で本展示を行なったところ、大人に加えて小学生からも「身近なゲームコントローラーを使用して地球を見ることができるのが興味深い」とコメントをもらった。今後、どのような需要があるかも探していきたい。