[HDS14-P05] 平成30年7月豪雨時に発生した真備町の堤防破堤メカニズムについて
キーワード:堤防決壊、決壊機構、堤体内部構造、堤体基盤、遠心実験
平成30年6月28日から7月8日にかけて,西日本を中心に中部地方や北海道など全国的に広い範囲で発生した集中豪雨により,多くの地域で河川の氾濫や浸水害および土砂災害が発生し,死者数が200人を超える甚大な災害となった.その内,岡山県倉敷市真備町で小田川と支流の末政川や高馬川などの堤防が決壊し,広範囲が冠水した.これにより,51名の犠牲と4千棟以上の家屋浸水など甚大な被害が起きた.これらの堤防の決壊機構を解明するために,堤防に対する現地調査や物理探査及び遠心載荷実験を実施した.その結果を報告する.