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[MGI37-04] 千曲市循環バスを利用した低電力広域通信LoRa環境計測と通信エリアマップ
キーワード:IoT、LPWA、LoRa、エリアマップ
多くのセンサーをインターネットに接続しデータを集める IoTは重要な基盤技術の一つであり,様々な地域 IoT技術開発が進められ、データ利活用によるサービスの充実や地域課題解決のためのツールとして期待されている。我々は低電力広域通信技術 LPWA(Low Power Wide Area)の一つであるプライベートLoRaによりコミュニティ循環バスを利用し長野県千曲市全域の通信環境計測実験を行った。実験では市北部に立地する更埴庁舎、市南部に立地する戸倉庁舎、市東部に立地する雨宮排水機場の3か所に LoRa中継局を設置した。さらにビーコン発信機を千曲市コミュニティ循環バス(全 9路線) に設置し、路線から中継局を通じてリアルタイムでクラウド サーバにバス位置を伝送しデータベス化した。その結果をエリアマップとして可視化したところ全バス路線の多くのエリアで通信に成功し、LPWAによる市全体の見守りの可能性が確認できた。この実験における不感地帯においても、数台の中継器を追加すれば通信が行える見通しが立った。