[MTT49-P02] 『平成30年北海道胆振東部地震』によって発生したインフラサウンドを検知した2点のCTBTO観測点から推測される発生場所の特定化の試み
キーワード:インフラサウンド、音源特定、地震
2018年9月6日午前3時7分(日本時間)、震度7を記録する大地震が北海道胆振東部で発生した。北海道全土で大きな揺れを観測し、震源近傍では山岳地帯で大規模な土砂崩れが起こった。
この地震によって地震波の振幅が大きかった地域からインフラサウンドが発生し、CTBTOの観測点であるI45RUとI30JPにおいて紡錘形の波群が検知された。いずれも波群の継続時間は15分から20分間と長く、アレイ解析によって解析された到来方向は一定ではなかった。
I45RUとI30JPにおいて検知されたシグナルの到来方向は大局的には震源方向を指しているが、短い時間間隔での到来方向は一定ではなく、ばらつきが見られる。解析の誤差も考慮しつつ、このばらつきは、地震波が伝播していく中で、北海道の各地域を大きく揺さぶって励起したインフラサウンドそれぞれを示しているのではないかと思われる。よってこの2点による到来方向を使った交点探査法での音源特定を試みた。
この地震によって地震波の振幅が大きかった地域からインフラサウンドが発生し、CTBTOの観測点であるI45RUとI30JPにおいて紡錘形の波群が検知された。いずれも波群の継続時間は15分から20分間と長く、アレイ解析によって解析された到来方向は一定ではなかった。
I45RUとI30JPにおいて検知されたシグナルの到来方向は大局的には震源方向を指しているが、短い時間間隔での到来方向は一定ではなく、ばらつきが見られる。解析の誤差も考慮しつつ、このばらつきは、地震波が伝播していく中で、北海道の各地域を大きく揺さぶって励起したインフラサウンドそれぞれを示しているのではないかと思われる。よってこの2点による到来方向を使った交点探査法での音源特定を試みた。