日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM17] 宇宙プラズマ理論・シミュレーション

2019年5月30日(木) 13:45 〜 15:15 A03 (東京ベイ幕張ホール)

コンビーナ:梅田 隆行(名古屋大学 宇宙地球環境研究所)、天野 孝伸(東京大学 地球惑星科学専攻)、成行 泰裕(富山大学人間発達科学部)、中村 匡(福井県立大学)、座長:梅田 隆行(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、天野 孝伸(東京大学 地球惑星科学専攻)

14:00 〜 14:15

[PEM17-02] プラズマ粒子シミュレーションのための多重 Boris 解法の提案

*銭谷 誠司1加藤 恒彦2 (1.京都大学、2.国立天文台)

キーワード:プラズマ粒子シミュレーション、数値解法、Boris法

本発表では、プラズマ粒子シミュレーションで荷電粒子のジャイロ回転運動を解くための Boris 数値解法の拡張を提案する。新解法は2段の古典的 Boris 法を任意の n 回繰り返したものに相当し、数値誤差を n2 倍小さく抑えることができる。我々は、この多重 Boris 法(multiple Boris solvers)を1段で計算するための表式を導出した。そして、多段 Boris 法(multistep Boris solvers)など先行研究との比較を含めて、新解法の数値テスト結果を紹介する。