[SCG55-P02] 2018年6月18日大阪府北部の地震(M6.1)にともなう宝塚観測点の地下水位・歪データの変化
キーワード:地下水位、歪、大阪府北部の地震
産総研では1996年に宝塚観測点において、水位計と坂田式孔井内三成分歪(ひずみ)計を設置した。この観測点は2018年6月18日の大阪府北部の地震(M6.1)の震源から約26kmに位置しており、同地震後の地下水位及び歪データの変化を観測した。観測した地下水位は地震時に約14cm低下し,その後急激な上昇傾向となった.1時間で約25cm上昇し,2日後まで約1m/日で上昇し、8日後に約4.2m上昇した.地下水位の変化は地震にともなう歪ステップやその後の歪データの変化では説明できない。過去20年余で観測した宝塚観測点における地震による地下水位や歪データの変化と大阪府北部の地震による変化を比較する。