[AAS05-01] The Madden-Julian Oscillation and Climate Change
★Invited Papers
*Eric D Maloney1、Hien X Bui1、Wei-Ting Hsiao1、Elizabeth A Barnes 1 (1.Colorado State University Fort Collins)
[E] 口頭発表
セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境
コンビーナ:三浦 裕亮(国立大学法人 東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻)、濱田 篤(富山大学)、横井 覚(海洋研究開発機構)、佐藤 正樹(東京大学大気海洋研究所)
水蒸気は放射冷却と凝結による潜熱放出により対流圏の大気大循環を駆動するが、その流れの中には等方的な乱流、層積雲や積乱雲、スコールラインや熱帯低気圧、さらにはマッデン・ジュリアン振動のような大規模現象まで、複雑で豊かな階層構造が形成されている。水蒸気は大きな空間スケールで長い時間をかけて蓄積され、流れに乗って輸送されるが、その凝結は短時間に小さい空間スケールで起こる。また、水蒸気や雲は地球の放射収支にも影響を与えるため、長期の気候変化も調節している。本セッションでは、水蒸気と組織化した雲群の相互作用を記述する湿潤大気科学の確立を将来目標に据え、理論・観測・数値モデルといった手法を問わずに、幅広い時空間スケールを対象とした研究を募集する。海大陸研究強化年(YMC)の観測事例、放射対流平衡シミュレーション、台風を含むメソスケール研究などの最新の知見を共有し、研究者間のコミュニケーションを円滑にすることで、長年の困難に対する突破口を開きたい。
*Eric D Maloney1、Hien X Bui1、Wei-Ting Hsiao1、Elizabeth A Barnes 1 (1.Colorado State University Fort Collins)
*増永 浩彦1、Holloway Christopher2、金森 大成1、Bony Sandrine3、Stein Thorwald2 (1.名古屋大学、2.レディング大学、3.LMD/IPSL, CNRS, ソルボンヌ大学)
*Naoko Sakaeda1、Scott W Powell4、Dias Juliana2,3、George Kiladis3 (1.University of Oklahoma Norman Campus、2.CIRES, University of Colorado Boulder、3.NOAA/Earth System Research Laboratory、4.Naval Postgraduate School)
*横井 覚1 (1.海洋研究開発機構)