*山下 勝行1、亀井 隆博1、岸本 悠河2、森 雅彦1、岸本 圭祐1、大西 彩月2、大井 あや2、栗原 洋子2、山野 良介2、千葉 仁1、中野 孝教3、SHIN Ki-Cheol4 (1.岡山大学大学院自然科学研究科、2.岡山大学理学部、3.大野市、4.総合地球環境学研究所)
セッション情報
[J] 口頭発表
セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法
[H-TT16] 環境トレーサビリティー手法の開発と適用
コンビーナ:陀安 一郎(総合地球環境学研究所)、Ki-Cheol Shin(総合地球環境学研究所)、山下 勝行(岡山大学大学院自然科学研究科)
現代社会は、自然界に存在するほとんどの元素を利用している。それをもたらす資源の持続的利用と環境に調和した社会の実現が叫ばれて久しいが、環境全体の質的改変に伴う人間圏の生存リスクは複合的に拡大している。そこで、自然環境の各要素や人間のつながりを診断・追跡する手法とその社会での広範な適用が必要になってきた。
天然物や人工物を構成する各元素は、大気や水、生物などの地球の各圏および人間社会や人体の中に形を変えて移動している。多元素の濃度とその安定同位体比の情報は複雑な物質動態の追跡に有効であり、生態系サービスや大気水循環、生活や健康など人間を対象とする諸研究に利用されている。本セッションでは、その概念を環境トレーサビリティー手法と呼び、その開発とその適用例の情報交換を行う。
本セッションでは「地球化学」「水文学」「生態学」「地質学」「鉱物学」「人類学」「食品科学(産地判別)」「科学捜査」など、専門的学問領域で活用されている同位体手法を、環境学の研究に利用する「同位体環境学」の視点での発表を歓迎する。
*日下 宗一郎1、西岡 佑一郎2、Duangkrayom Jaroon 3、Jintasakul Pratueng3、國松 豊4 (1.東海大学、2.ふじのくに地球環境史ミュージアム、3.Nakhon Ratchasima Rajabhat Univ.、4.龍谷大学)
*目戸 綾乃1、大手 信人1、木庭 啓介2、荒井 修亮3、光永 靖4、Viputhanumas Thavee 5、Kamdee Kiattipong 6、久米 学3、三田村 啓理1 (1.京都大学大学院情報学研究科、2.京都大学生態学研究センター、3.京都大学フィールド科学教育研究センター、4.近畿大学農学部、5.タイ国水産局、6.タイ原子力研究所)
*西村 日向子1、堀川 恵司2、SHIN Ki-Cheol3 (1.富山大学大学院理工学教育部、2.富山大学学術研究部理学系、3.総合地球環境学研究所)
*SHIN Ki-Cheol1 (1.総合地球環境学研究所)