[AAS01-P01] 超高解像度数値気象シミュレーションと対流コアのモデル解像度依存性
キーワード:豪雨シミュレーション、高解像度モデル、京コンピューター
本研究は数値気象モデルの要素(解像度と境界層スキーム(PBL))が豪雨のシミュレーションに与える影響を調べた。対象事例は2014年8月広島での豪雨である。モデルの解像度は5km, 2 km,と500m, 250 mであり、PBLスキームには、Mellor-Yamada-Nakanishi-Niino level3とDeardorffを用いた。
高解像度モデル(500mと250m解像度)は、低解像度モデル(5kmと2km解像度)よりも降水帯の位置や強度を正確に再現した。本事例ではPBLスキームの影響は小さかった。本研究では対流コア(CCs)のモデル解像度依存性についても調査を行った。モデルの解像度に対する対流コアの数の変化率は解像度500mで低くなる事がわかった。この結果は対流コアの数は解像度500mより高くすると収束する可能性を示した。これらの結果より本研究では高い解像度のモデル(解像度500m以下)の有用性について示した。
高解像度モデル(500mと250m解像度)は、低解像度モデル(5kmと2km解像度)よりも降水帯の位置や強度を正確に再現した。本事例ではPBLスキームの影響は小さかった。本研究では対流コア(CCs)のモデル解像度依存性についても調査を行った。モデルの解像度に対する対流コアの数の変化率は解像度500mで低くなる事がわかった。この結果は対流コアの数は解像度500mより高くすると収束する可能性を示した。これらの結果より本研究では高い解像度のモデル(解像度500m以下)の有用性について示した。