[HGG01-P02] 地学的自然遺産保護のための評価項目の検討
キーワード:ジオサイト、自然保護、インベントリー
生物学においては,生物の種などの保護のために,その希少性や代表性を評価する試みや指標の検討が多数行われている.それに対して,地質学や地形学においては,そうした評価は十分行われているとはいえない.近年,日本各地のジオパーク活動において,地域の地球科学的自然遺産の保護のために,その評価項目を検討することが行われるようになった.そこでは,固有性,傑出性,代表性,典型性,特殊性といったそのものの価値や,保護的指標として脆弱性や希少性が,また,教育的指標として,教育研究上の重要性が,さらに生態系の基盤としての重要性,人間の生活/文化基盤としての重要性等の項目が考えられている.